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建築用語集

建築の専門用語は、一般的によく耳にするものから大工さんの間でしか
使われないものまで様々で、一般消費者にはわかりにくいのが実情です。
そこで、住宅の建築においてよく使われる言葉をまとめてみました。

住宅建築用語集
用語説明のあとに camera マークのある用語には画像があります。アイコンの上にカーソルを重ねると、画像がご覧いただけます。
五十音別に並べていますので、下記よりお探しの言葉の行をお選び下さい。
五十音別に並べていますので、下記よりお探しの言葉の行をお選び下さい。

飼物(かいもの)
二つの材の間に挟む小材のこと。
額縁(がくぶち)
窓や室内ドアや出入口などの建具のまわりに額縁のように取り付けられる化粧枠のこと。
掛矢(かけや)
大きな木槌。建前の時、梁やホゾなどを叩き込む時に使うもの。
笠木(かさぎ)
画像住宅建築用語|笠木(かさぎ)
雨水の浸入を防ぐために、バルコニー手すり上端部等に取り付ける部材。
カズラ石(かずらいし)
壁下に据えられる加工した御影石の細長い切石。栗石地業をしたうえに据え、その上に地覆(じふく)を置く。
片流れ屋根(かたながれやね)
片方だけに勾配がある屋根の形を片流れ屋根と言います。採用するとシンプルでモダンな印象の外観になります。
(かね)
直角のことをいう。
矩折(かねおり)
直角に曲げること。矩の手(かねのて)とも言う。
矩勾配(かねこうばい)
45度勾配のこと。頂上部で直角となる屋根の勾配。
矩尺(かねじゃく)
L字型の金物定規。指矩(さしがね)とも言う。
矩計(かねばかり)
高さを表す垂直断面詳細図のこと。
かぶり厚(かぶりあつ)
画像住宅建築用語|かぶり厚(かぶりあつ)
コンクリートの表面から内部の鉄筋までの厚さ。
(かまち)
床などの端に取り付ける化粧材。あるいは扉などの周囲の枠のこと。
鴨居(かもい)
画像鴨居(かもい)
引き戸、障子、ふすまなどをはめる部分の、上部に渡した溝のついた横木。下部は敷居。
(から)
水を使用することが本来の目的とする仕事で、水を省いた手段をいう。モルタルの空練り、石材の空研ぎ、石垣の空積み、地業の空突き、表具の空刷毛などがある。

木裏(きうら)
木板で樹芯に近い方の面のこと。
木表(きおもて)
木板で樹皮側の面のこと。
刻み(きざみ)
墨付けどおりに木を加工すること。
Q値(キューち)
熱損失係数のことで、どれくらい熱が逃げにくい家なのかを表す数値。住宅の内部から外部に逃げる熱量を建物の延べ床面積で割った数値で、数値が小さいほど断熱性能が高いことを示す。
京間(きょうま)
芯々が一間が六尺五寸。なお、関東間は六尺、名古屋間は六尺3寸。
許容応力度計算(きょようおうりょくどけいさん)
小規模な建築物に用いられる構造計算の方法のことで、構造の安全性を確認する方法のうちの1つ。三階建ての木造住宅には義務付けられている。
切妻屋根(きりづまやね)
三角形のような二つの傾斜面がある屋根の形。三角形の面を妻面と言い、洋風・和風のどんな外観にもなじむ屋根です。
金角(きんかく)
丸みのない柱のこと。

管柱(くだばしら)
画像住宅建築用語|管柱(くだばしら)
各階ごとに立てられている柱のこと。それに対し、各階を貫通して立てられている柱のことを、通柱と言う。
沓摺(くつずり)
画像住宅建築用語|沓摺(くつずり)
出入口となるドアの下部の枠のこと。
グラスウール(グラスウール)
綿状になった短いガラス繊維の集合体で、建築物の天井・壁・床・屋根の吸音材や断熱材として使われる。
グランドライン
建物の基準となる地盤の高さのこと。
栗石(ぐりいし)
画像住宅建築用語|栗石(ぐりいし)
岩石を割って作った石。基礎の下に敷き、地面を締め固める。

蹴上げ(けあげ)
画像住宅建築用語|蹴上げ(けあげ)
階段の一段の高さのこと。
蹴込み(けこみ)
画像住宅建築用語|蹴込み(けこみ)
階段において、踏み面と踏み面の間の垂直になっている板の部分のこと。
化粧(けしょう)
表に現れ、見える部材のことを言う。
(けた)
側柱上にあって屋根の垂木を受ける横架材のこと。
桁行(けたゆき)
小屋梁に直角な方向、棟と同じ方向の桁の長さ。
下屋(げや)
母屋から差し出して造られた小屋根、またその下の部分。また、最上階の下階の屋根という意味で使うこともある。
けらば
画像住宅建築用語|けらば
切妻屋根の側面側の端部。または、屋根の建物本体から出ている部分のこと。
蹴られる(けられる)
邪魔されること。あるいは陰になることをいう。「蹴られて見えない」という。
(けん)
長さの単位。1間=1.818メートル、六尺
間水(けんずい)
昼食と夕食の間の飲食。おやつ。
建築基準法22条指定地域【通称「法22条地域」】(けんちくきじゅんほう22じょうしていちいき)
準防火地域の周辺の、防火地域や準防火地域に比べると制限が緩和されている区域。ここに建築物を建てる場合、屋根は不燃材料に、木造建築物等では延焼のおそれのある外壁部分を防火性能のものにしなければなりません。
けんど
つっかい棒(しんばり棒)のこと。揚げ前やイガミ突きのときに柱や梁を仮受けする丸太や角材。
倹鈍(けんどん)
文庫箱や縦型岡持ちの蓋のよう、建て込みは上にあげて下の敷居溝にはめ込む方式のこと。
玄能(げんのう)
金づちのこと。

小上がり(こあがり)
小上がりとは、居室の中に設けられた段差で区切られたスペースを指します。リビングに取り入れられることが多く、高低差の影響で奥行が出て空間を広く感じさせることができます。段差部分に引き出しを設ければ収納量を増やすこともできます。また腰掛けることができるので、たくさんの来客の際にも座る場所に困りません。
高気密・高断熱住宅(こうきみつ・こうだんねつじゅうたく)
気密性や断熱性を高め、省エネルギー効果と快適性を両立させた家。
鋼製束(こうせいづか)
画像住宅建築用語|鋼製束(こうせいづか)
基礎と床組みを一体化させるための接合金物の一種。
高性能住宅(こうせいのうじゅうたく)
断熱性・気密性・耐震性・省エネ性など、快適に暮らすために必要な性能が揃っている住宅 。
構造計算(こうぞうけいさん)
建築構造物・土木構造物などが、固定荷重・積載荷重・積雪荷重・風荷重・地震荷重などに対して、どのように変形し、どのような応力が発生するのか建物の安全性を計算し判定すること。
構造用合板(こうぞうようごうばん)
建物の構造部分に用いられる合板。なお、合板とは薄くスライスした単板を数枚、接着剤で貼り合わせたもの。
勾配(こうばい)
傾斜のこと。
コーキング 画像住宅建築用語|コーキング
サッシ廻りやサイディングの接合部などに防水のため、充填材を詰めること。この充填材のことを指すこともある。
コートハウス
コートハウスとは、建物や壁に囲われた庭を持つ住宅のことです。開口部が内向きなので、開放感とプライベート性を両立することができます。また、複数の部屋が中庭に面するので、家の中はとても明るく風通しもよくなります。
小壁(こかべ)
幅の狭い壁のこと。
木口(こぐち)
木材などの端、切り口。
零れ(こぼれ)
少々溢れること、少し出っ張ったり付いたりすること他の部材の面あるいは縁から溢れて見えること。
木舞(こまい)
竹や木を縦横に組んだもの、土壁や屋根の下地。
小間返し(こまがいし)
幅と幅の同じこと。
小屋裏(こやうら)
屋根と天井の間にできる空間をいう。収納スペースやロフトとして使うことが可能。
小屋束(こやづか)
画像住宅建築用語|小屋束(こやづか)
母屋から上の重さを梁に伝える部材。
転び(ころび)
柱などの傾きの状態のこと。
殺す(ころす)
不要になった物をそのまま埋めてしまうこと、あるいは、単にそのままにして物の用にたてないこと。閉鎖してしまう時にも「殺す」という。
ごろんぼ
小屋組みを支える、自然のままのムクリが出た丸太による梁。