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注文住宅の間取り決めで考えるべきポイント5つ
カテゴリ注文住宅 |
公開日:2017/12/20 | 最終更新日:2018/05/01
注文住宅は、住宅に関する夢を自由に叶えられるすばらしいものです。ところが、無計画に進めていくと実際に暮らし始めてから思わぬ不便さに直面してしまうこともあります。そんなことにならないためにも、注文住宅の間取りは慎重に考えることが大切です。ここでは、注文住宅を購入する際に押さえておきたいポイントについてご紹介します。
このページの目次
■家族について考える
間取りを決める際には、家族構成に関する以下の2点について考えることが大切です。
1.現在の家族構成
注文住宅の間取りを考えるのは、実際に住宅に住むことになるご家族のうちどなたでしょうか。もしも誰かひとりだけが先導して希望を述べているのであれば、注意が必要かもしれません。住みやすい家づくりには、暮らす人たち全員の暮らしやすさを考えた上で間取りを決定することが大切です。
例えば、子どものいるご家庭の場合、子どもの安全性や今後の生活に配慮した家を建てる必要があります。キッチンからでも子どもの姿が確認できるように見通しのよい間取りにしたり、リビングにキッズスペースやワークスペースなどを作って子どもの居場所を作るようにしましょう。また、家に友人・知人を連れてくることもあるので、玄関やリビングにはある程度広さが必要です。夫の帰りが遅い場合などは、寝付いた子どもを起こすことがないよう、寝室に音が響かない位置にトイレやお風呂を作ったほうがよいかもしれません。
実際に暮らしを送る上で起こる、さまざまな出来事やシーンをシミュレーションしましょう。全員のライフスタイルを考え、納得できそうな間取りを考えることが大切です。
2.将来の家族構成
「将来的に子どもは3人ほしい」「親と同居する可能性がある」など、家族のライフプランによって、採用すべき間取りも変わってきます。また、いずれは子どもが独立して家を出ていくということも考えられます。このようなときに、途端に暮らしにくくなるようでは、ベストの間取りを選択できたとはいえません。子どもがいなくなった後、子ども部屋をどのように活用するのか、また、子どもが増えた場合や、大きくなってプライバシーを尊重する必要が出てきたときに、どう対応するのかといったことまで検討しておくことが大切です。
もちろん、将来の暮らしが必ずしも思い描いた通りになるとは限りません。しかし、できるだけいろいろなシミュレーションをして、多くの使い方ができる間取りを考えておくことで、家族構成が変わったときにも対応しやすい家を作ることができます。
■生活しやすいかどうか考える
上述したふたつのポイントに加えて、生活しやすい間取りかどうかについても考えましょう。主に、以下の3点について考える必要があります。
1.家の向きや位置
注文住宅を建てるときにまず気になるのは、内部の間取りや庭、外見などではないでしょうか。なお、実際に生活する上では、土地に対してどのように家が建っているのかも暮らしやすさを左右する大きなポイントとなります。
道路に対して玄関が近すぎたり、反対にまるで裏口のような場所にドアがあったりするようでは、理想の暮らしは難しいかもしれません。また、防犯性にも問題が残ります。
さらに、「家の向きが悪くてリビングに陽が差し込まない」「ベランダに干した洗濯物が乾かない」といった問題も起こるかもしれません。どの向きに家を建てるのか、道路や近隣環境との兼ね合いはどうか、景観はどうかといったことを総合的に鑑みて設計しましょう。
2.生活動線
注文住宅を作るときは、ついつい、「広々とした玄関ポーチ」「吹き抜けリビング」「アイランドキッチン」など、憧れの設備を詰め込むことに夢中になってしまいがちです。しかし、住宅は見て楽しむものではなく、あくまでも毎日快適に暮らすためにあります。一つひとつのパーツにこだわるだけでなく、実際に暮らしたときの総合的な暮らしやすさや、それぞれの設備の相互関係についても考えましょう。
3.プライバシー
デザイン性を高めるために、開放的な間取りの採用が検討されることもあります。なお、それによってプライバシーが損なわれることがあってはなりません。子どものプライベートはもちろん、来客者と家族などの間にも、適切な距離があったほうがよいかもしれません。水回りやトイレの位置、子ども部屋へのアクセス方法、寝室などのプライベート空間の位置などについては、プライバシーが守れるかどうかも意識して決めましょう。
自由度の高い注文住宅。それゆえ、設計の前には覚えておきたいポイントもたくさんあります。より快適な住まいづくりのため、事前にポイントを押さえて充実した毎日を過ごしましょう。