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完成済み建売住宅と未完成建売住宅。どう違う?どっちがいいの?


新築建売住宅と一口にいっても、おおまかに分類すると完成済み住宅を購入する場合と、未完成の新築住宅を購入する場合に分かれます。これらのパターンにはそれぞれにメリットとデメリットがあるため、それらのポイントを把握した上でどちらを選ぶかを決めるとよいでしょう。
以下では、完成済み建売住宅と未完成の新築建売住宅について比較していきます。

■完成済み建売住宅と未完成の建売住宅は何が違うか


完成済み建売住宅は、購入時点で建築が終了している住宅のこと。既に完成しているため入居後のイメージもしやすく、既存の中古住宅との比較も可能です。
一方、未完成の新築建売住宅は着工前、もしくは建築途中の建売住宅を指します。このパターンでは、建築の過程を随時確認できるのが特徴です。

■完成済み建売住宅のメリット・デメリット

・メリット
このパターンの大きなメリットは、購入前に実物を目視できるという点です。建物のデザインや素材、各種設備や間取りなどを具体的にチェックすることができるため、購入時の判断材料が多いという利点があります。その上で納得ができれば、安心して購入が可能です。その他、購入してから入居までのタイムラグが短いため、できるだけ早く入居したいという人にはおすすめです。

・デメリット
一方デメリットとしては、細かな要望を反映させることができないという点があげられます。仕様の変更などもできないので、妥協するか購入を見送るかという選択肢しかなくなります。また、建築の過程をチェックできないことから、目視できない基礎や構造の安全性といった品質への不安が残ることもあるかもしれません。

■未完成の新築建売住宅のメリット・デメリット

・メリット
未完成の新築建売住宅では、建築の過程をチェックできることから基礎や構造などの品質を把握できることがメリットのひとつです。この時点で何らかの問題があれば、購入を取りやめる判断もできます。また着工前であれば、仕様変更への希望を聞き入れてもらえる場合もあります。そして、建築途中の時点で第三者の建築士に住宅診断をしてもらうこともできるため、さらに安全性への信頼が高まるでしょう。

・デメリット
デメリットに関しては、まだ完成していないことから入居後のイメージを持つのが難しいという点があげられます。多くの場合は完成図を見ることが可能ですが、実際の仕上がりや具体的な使用感や距離感などが分からず、完成前のイメージと実物が異なることがあるかもしれません。また、購入を決定してから住宅が完成するまでに時間がかかるため、すぐに入居できないという点にも注意が必要です。

■購入する際に注意すること


完成済み建売住宅と未完成の新築建売住宅では、それぞれ購入時に注意したい点があります。

・未完成の新築建売住宅

未完成の新築建売住宅における完成から引き渡しの時期については、契約書をよく読んで、極端に先の時期に設定されていないか確認しておくことが大切です。また、仕様変更などを申し入れる場合は、各種手続きや施工手順の変更といったことに時間が必要です。そのため、当初予定していた引き渡し時期よりも後にずれることは覚えておきましょう。また、変更費用が必要となる場合があります。
その他、建築途中で工期が遅れている場合は、完成を急がせるとずさんな工事が行われる可能性も考えられるので、引き渡しまでの計画をしっかりと立て直すことが望ましいといえます。
建築途中の住宅診断については第三者の建築士に依頼するのが無難ですが、完成前に第三者が突然介入するとトラブルになる可能性もあります。そのため、不動産業者や建築業者にしっかりと断りを入れておくとよいでしょう。

完成済み住宅と未完成の新築建売住宅。
それぞれにメリットがあるため、自分に合ったほうを選ぶことが大切です。
れることで、より安全な物件選びが可能です。

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