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住宅も立派な財産。不動産としての資産価値が高い建売住宅とは?


住宅は、「失敗した」と思っても簡単に選びなおしたり、諦めたりできるものではありません。高額な買物だからこそ、不動産としての資産価値が高く、ある程度の築年数が経過した後も価値が下がりにくい住宅を選びたいものです。
そこで今回は、資産価値を意識した建売住宅を選ぶためにはどのようなことに注目すればよいかご紹介します。

■長期優良住宅である


長期優良住宅とは、「耐震性」「劣化対策」「維持管理性」「住戸面積」「省エネルギー性」「居住環境」「維持保全管理」などについて、規定の基準を超えていると認められた住宅のことです。つまり、この認定を受けた住宅は、「長く、快適に、過ごしやすい環境を維持できる住宅」だといえます。
長期優良住宅認定制度は、2009年に施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」によって始まりました。国の法律に則った制度であるため、制度自体の信頼度も高いといえます。なお、長期優良住宅を選ぶことは税制面やローン金利面でもメリットがあります(2023年11月20日現在)。建売住宅を選ぶ判断材料として、長期優良住宅であるかどうかは、重要なポイントです。

■安全性が高い

住宅に求めるものは、癒やしやくつろぎ、家族とのコミュニケーションなど、人によってさまざまです。その中でも特に重視されるべきなのが、安全性の高さです。日々を心地よく、安心して過ごすためには、しっかりと安全性が確保されている必要があります。
住宅には、耐震性や火災時への安全性、換気性、素材など、総合的な面での安全性が求められます。前述の長期優良住宅に認定されるためには、3段階で評価される耐震等級が2以上でなければなりません。これは、住宅性能評価によって確認できます。建売住宅を検討するときは、住宅性能評価の各基準をどの程度クリアしているかも確認してみましょう。
安全性の高さは、建物そのものだけでなく、住宅が建っている土地の地盤にもかかわってきます。特に地震の多い日本では、地盤を意識した家選びをすることが大切です。

■長期サポート付き

家は、「一度購入したらメンテナンスが不要」というものではありません。長く暮らし続ける中では、様々な部分が劣化したり、不具合が出てきたりするものです。トラブルを放置していると、状況は悪くなっていきます。長く住み続けるためにも、できるかぎり早く発見して修繕を行うことが大切です。
そこで重要になるのが、定期的な点検などのサポートが受けられるかどうかということです。異常を感じて施工会社に連絡をすれば、点検や修理を受けることができます。しかし「少し気になるところがある」という程度の場合は、なかなか自分からは相談しづらいという方もいるのではないでしょうか。この点、例えば10年、15年といった節目節目で点検を受けるサービスや長期間の付き合いをしていける会社の建売住宅であれば、長く住んでいく上での不安や問題点も早期に解決することができます。

■家そのものの設計


建売住宅の場合、あまりにも個性的で住む人を選ぶような間取りが採用されることは、基本的にはありません。例えば、二世帯住宅であったり奇抜な間取りにしたりすると、これらの暮らし方を検討していない方に対する訴求力が下がってしまいます。
一方、広々としたキッチンや浴室、吹き抜け、充実した収納を好む方は多くいます。魅力を感じる方が多い間取りの住宅なら、建売住宅でも一般的な資産価値を考慮していると言えます。資産価値を意識しすぎて必要な間取りを諦める必要はありませんが、安易に特殊な間取りや設備を採用してしまうと、将来の価値に影響する可能性があるということは意識しておくことが大切であるといえます。

数十年にわたって保有することになる住宅。購入前の段階から、重要なポイントを押さえておくことが大切です。悔いのない毎日を過ごすためにも、資産価値を考慮した住宅を選びましょう。

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