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コンパクトハウスはどんな家?コンパクトハウスを建てる際のポイントとは
カテゴリ注文住宅 | コンパクトハウス
公開日:2020/12/28 | 最終更新日:2021/02/05
徐々に人気が高まっているコンパクトハウス。タイニーハウスとも呼ばれるアメリカ生まれのコンパクトハウスは何故人気になったのでしょうか。また、コンパクトハウスを建てる際にはどのようなことに気を付けねばならないのでしょうか。
今回はコンパクトハウスについてご紹介いたします。
■コンパクトハウスとは
コンパクトハウスとはどのような住宅なのでしょうか。
・コンパクトハウスとは?
コンパクトハウスとは、そのままの意味で「小さい家」のことです。
定義などは特にありませんが、一般的に延床面積が30坪未満の住宅を指して呼ばれることが多いようです。アメリカでもコンパクトハウスに似た「タイニーハウス」と呼ばれる小さな家が注目を集めています。
・コンパクトハウスが人気な理由
コンパクトハウスは30坪以下の小さな家なので、部屋数や部屋の広さが制限されることによって自然と物を制限できるので、無駄遣いや生活費を抑えられるという点が魅力です。また、家族をいつも身近に感じることができます。
家がコンパクトだと家の面積が小さい分、掃除機掛けや拭き掃除の作業時間短縮になります。さらに、家の中の移動距離が少ないため、料理や洗濯、身支度などの移動の手間を最小限にできるので、日々の暮らしがとっても楽です!
・コンパクトハウスのデメリット
コンパクトハウスは家族との距離が自然に近くなるのでコミュニケーションがとりやすいというメリットがある一方、人によっては家族との距離が近すぎて気になると感じるようです。ほかにも、敷地そのものが狭いので、将来リフォームやメンテナンスが必要になったときに作業しにくかったり、足場の組み立てが必要になり費用が高額になってしまうこともあります。
■コンパクトハウスを建てる際の注意点
コンパクトハウスを建てる際には3つの注意点があります。
・間取りに制限がある
小さな土地の場合、土地が長細くなったり、間取りが制限されたりすることで自由度が低くなるという可能性があります。あれこれ自由に間取りを決めたい方には不向きかもしれません。
・近隣との距離
隣家との距離が非常に近くなり、せっかく窓をつけても場所によっては十分な採光が期待できなかったケースや、隣家から部屋の様子が見えてしまうために窓を閉めっぱなしにするケースもあるようです。また、防音性が低いと毎日の生活音が気になることもありますので、近隣との距離もよく考えなければなりません。
・坪単価が高額になるケースも
施工床面積が小さければ、かかってくる費用も安くなると思ってしまいがちですが、実は、坪単価は建物の施工床面積が小さくなるにつれて割高になっていく傾向があります。
その理由は、施工床面積を小さくしてもキッチンやバスルーム、トイレなどの住宅設備は最低限必要だからです。これらの設備があるスペースは、他の部屋などと比べると費用が高くつくため、延べ床面積が小さいほうが坪単価は高くなってしまうのです。
■コンパクトハウスを建てるポイント
コンパクトハウスを満足のいく住宅にするには、次の4つのポイントが重要です。
・設計士の腕で満足度が変わる
コンパクトハウスのような小さな家は、設計士が知識や技術を持っていなければ、デッドスペースが発生したり無駄になる場所が出てしまいかねません。
コンパクトハウスを建てたい場合は、業者に今までどのような物件を手掛けてきたのかをはじめに確認するようにしましょう。
・仕切りが少ないと開放感アップ
コンパクトハウスを広く見せるためには、できるだけ仕切りを使わないことです。
視界が開けていれば、コンパクトハウスであっても広く感じることができます。
・引き戸を活用する
コンパクトハウスは少しのスペースでも無駄をなくしたいですよね。
扉はできるだけ引き戸を利用することをおすすめします。開口部が不要なので、開け閉めに必要なスペースを確保せずに済みます。
・収納について考える
コンパクトハウスは収納についてもしっかり考えねばなりません。
たとえば壁を収納棚としてそのまま活用したり、階段下のスペースを物置やトイレに利用する方法などがあります。コンパクトハウスは、限られた広さの住宅をいかに活用するかで収納力に差が出ます。
コンパクトハウスはエコや省エネが推進される現代に非常にマッチした住宅です。シンプルで身軽な生活を送りたい方は、一度コンパクトハウスを検討してみませんか?