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一戸建て購入前の見学でチェックしておくべきポイントって?


一生物の買い物ともいわれ、購入後に「失敗した」が許されない一戸建ての購入。まだ建築中であっても、新築一戸建てを購入する際には購入前の見学が不可欠です。今回は、一戸建てを購入する前の見学でチェックしておくべきポイントについてご紹介します。

■まだ建築中の物件

まだ家が完成していない段階で新築一戸建てを見学に行っても仕方ないと思っていたら、それは大きな間違いです。建築中だからこそ見ることができるところをしっかりチェックしましょう。例えば基礎や床下、天井裏はどのような構造になっているのかを確認することはとても重要です。

また、現場でゴミが乱雑に放置されていたり汚れたままの資材が放置されていたりすると、工事も雑に行われているのではないかと心配になるものです。工事現場の様子も意外に重要なチェックポイントです。

■すでに建築済み

新築一戸建てで完成済みのものは、外観や周辺環境だけでなく、内装も細かくチェックできます。今使っている家具がおさまる間取りになっているか、収納が足りそうか、実際に生活したときにどんな生活動線になるのかなども確認しておきましょう。

単に見て回るだけでなく、実際に生活しているように過ごしてみて、間取りが使いやすいかどうかをチェックするのも重要です。

■中古物件


中古物件は経年劣化が心配になるものです。壁や床に大きな傷がないか、落とせないほどの汚れがついていないか、壁などにヒビが入っていないか、シロアリの被害を受けていないかといった基本的なポイントはチェックしておきたいものです。

地域によっては湿気が多く、家が傷みやすいところもあります。水回りでは、湿気によってカビが生えていないか、排水溝のにおいが上がってこないか、水回りの劣化についても確認しておきましょう。さらに、家が傾いていないかも見学の時点で確認しておけると安心です。
中古住宅では外回りの劣化もしっかり確認しておきたいところです。バルコニーがあるならば、実際に歩いてみて、揺れ具合や音を確認しておきましょう。


中古住宅は基本的に現状のまま引き渡しとなるため、劣化して修理が必要な箇所を見落としたまま購入すると、後から修繕に費用がかかってしまう可能性もあります。見学の時点で確認できるところはすべて確認するくらいの気持ちで臨んでおきましょう。

■周辺環境のチェックも忘れない


住宅のチェックと同じくらい大事にして欲しいのが、周辺環境のチェックです。見学に行くときには日中だけではなく、夜の様子も確認しておくと安心です。地域によっては昼と夜では人通りが大きく異なったり、街灯がなくて駅までの帰り道が暗かったりなど、実際に行ってみないとわからないこともあります。見学に行った際には、公共交通機関を使う、近所を散歩してみるなど、実際に生活したときの動きに合わせて行動してみましょう。

また、近くにスーパーや銀行、郵便局などがあるか、生活に不可欠な施設を確認しておくことも大事です。子どもがいる場合は学校までの通学路が安全そうかどうかも知っておきたいところです。このほかにも、地域のゴミ収集所がどこなのか、騒音やにおいが気にならないかなど、確認しておくべきところはたくさんあります。

新築一戸建てや中古一戸建ての見学は一度では終わらせず、建築中と建築後、昼と夜、交通手段を変えて行ってみるなど、いろいろ方法を変えて何度も行うことが大事です。もしも新築一戸建ての購入や引っ越しが季節をまたぐのであれば、季節ごとに訪れるのもひとつの手です。実際に訪れてみて初めてわかることも多いので、手間を惜しまずに見学をしておきましょう。

ただし、迷っているうちに売れてしまうことがあるので、タイミングには注意しましょう。