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【最新版】子育てグリーン住宅支援事業で賢く家づくり!2025年からの制度概要と活用方法を解説
カテゴリ注文住宅 | 住宅支援策|子育てグリーン住宅支援事業
公開日:2025/02/17NEW
「子育てグリーン住宅支援事業」は、2025年から始まる新しい住宅支援制度です。従来の「子育てエコホーム支援事業」を進化させ、環境負荷の低減と子育てしやすい住環境の両立を目指しています。この制度を利用することで、新築・リフォームにかかる費用を抑えながら、家族みんなが快適に過ごせる住まいを実現できます。本記事では、子育てグリーン住宅支援事業の概要、対象となる住宅、補助金の内容、申請方法などについて詳しく解説していきます。
子育てグリーン住宅支援事業とは?
「子育てグリーン住宅支援事業」は、2025年から始まる新しい住宅支援制度です。従来の「子育てエコホーム支援事業」を進化させ、環境負荷の低減と子育てしやすい住環境の両立を目指しています。この制度を利用することで、新築・リフォームにかかる費用を抑えながら、家族みんなが快適に過ごせる住まいを実現できます。本記事では、子育てグリーン住宅支援事業の概要、対象となる住宅、補助金の内容、申請方法などについて詳しく解説していきます。
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補助事業名 | 補助対象 | 主な補助金額 | 補助金額 |
---|---|---|---|
子育てグリーン住宅 支援事業 |
新築 | GX志向型住宅 | 最大160万円/戸 |
長期優良住宅 | 最大100万円/戸 | ||
ZEH水準住宅 | 最大60万円/戸 | ||
リフォーム | 既存住宅の省エネ改修、 住宅の子育て対応改修など |
最大60万円/戸 |
子育てグリーン住宅支援事業の支援内容
主な補助対象者
- 一定の条件を満たすすべての世帯(GX志向型住宅に限る)
- 子育て世帯:18歳未満の子どもがいる世帯(長期優良住宅・ZEH水準住宅)
- 若年夫婦世帯:夫婦のいずれかが39歳以下(長期優良住宅・ZEH水準住宅)
補助対象
新築の場合(注文住宅・分譲住宅・賃貸住宅)
対象世帯 | 対象住宅 | 補助額 | |
---|---|---|---|
すべての世帯 | GX志向型住宅※1 | 160万円/戸 | |
子育て世帯等 | 長期優良住宅 ※1,2,3,4 |
建替前住宅等の除去を行う場合 | 100万円/戸 |
上記以外の場合 | 80万円/戸 | ||
ZEH水準住宅 ※1,3,4 |
建替前住宅等の除去を行う場合 | 60万円/戸 | |
上記以外の場合 | 40万円/戸 |
「すべての世帯」の対象住宅の条件である「GX志向型住宅」とは、以下の要件になります。
- 「GX志向型住宅」は環境省において実施、「長期優良住宅」及び「ZEH水準住宅」は国土交通省において実施。
- 長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられている住宅で、地方公共団体にて認定を受けたもの。
- 断熱等性能等級「5以上」かつ再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量の削減率「20%以上」に適合するもの。
- 賃貸住宅の場合、子育て世帯等に配慮した安全性・防犯性を高めるための技術基準に適合することが必要。
GX志向型住宅の要件
下記の①、②及び③にすべてに適合するもの
①断熱等性能等級「6 以上」
②再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費皇の削減率「35%以上J
③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費星の削減率「100 %以上」
既存住宅のリフォームの場合(注文住宅・分譲住宅・賃貸住宅)
メニュー | 補助要件 | 補助額※1 |
---|---|---|
Sタイプ | 必須工事3種の全てを実施 | 上限60万円/戸 |
Aタイプ | 必須工事3種のうち、いずれか2種を実施 | 上限40万円/戸 |
補助の対象となる工事
必須工事※2 | ①開口部の断熱改修、②躯体の断熱改修、③エコ住宅設備の設置 |
---|---|
附帯工事※3 | 子育て対応改修、バリアフリー改修等 |
- 補助額はリフォーム工事の内容に応じて定める額を合算した額。
- ①,②については、ZEH水準に相当する省エネ性能以上の改修工事に限る。
- 補助対象となるのは「必須工事」を行う場合に限る。なお、この場合、連携事業のうち、環境省事業は必須工事①、経済産業省事業は必須工事③として扱う。
子育てエコホーム支援事業との違い
子育てグリーン住宅支援事業は、従来の「子育てエコホーム支援事業」をさらに発展させた制度です。
予算規模は2,250億円(令和6年補正予算案)+250億円(令和7年度当初予算案)で、ZEHやGX志向型住宅など高い省エネ性能を重視する事業です。
具体的には、以下の点が異なります。
対象世帯
2025年度は、対象が子育て世帯に限定されず、GX志向方住宅の場合は全ての世帯が支援対象です。
子育てエコホーム支援事業 | 子育てグリーン住宅支援事業 |
---|---|
子育て世帯、若者夫婦世帯(いずれかが39歳以下の世帯) | 子育て世帯等および一定条件を満たす住宅所有者 |
新築の場合
新築の場合の2024年子育てエコホーム支援事業と、2025年子育てグリーン住宅支援事業の変更点をまとめました。
対象住宅
子育てエコホーム支援事業 | |
---|---|
対象住宅 | 長期優良住宅、ZEH水準住宅 |
補助金額 | 長期優良住宅・ZEH水準住宅:最大110万円/戸、他:80万円/戸 |
子育てグリーン住宅支援事業 | |
---|---|
対象住宅 | GX志向型住宅、長期優良住宅、ZEH水準住宅 |
補助金額 | 長期優良住宅・ZEH水準住宅:最大110万円/戸、他:80万円/戸 GX志向型住宅:最大160万円/戸 長期優良住宅:100万円/戸 ZEH水準住宅:80万円または40万円/戸 |
2025年度では、GX志向型住宅が新たに追加されました。省エネ性能の高い住宅を優先的に支援する方向性が強化され、断熱等級6以上など、より高い水準が求められます。
リフォームの場合
補助要件
子育てエコホーム支援事業 | |
---|---|
補助要件 | 開⼝部断熱改修、断熱材改修、エコ設備設置、 バリアフリー⼯事など特定の省エネリフォーム。 |
補助金額 | ⼦育て対応改修:上限30万円〜50万円/⼾ その他のリフォーム:内容に応じた補助⾦額 |
子育てグリーン住宅支援事業 | |
---|---|
補助要件 | 住宅の省エネ改修⼯事や⼦育て対応、バリアフリー改修 |
補助金額 | Sタイプ(全ての工事実施):上限60万円/戸 Aタイプ(一部の工事実施):上限40万円/ |
リフォームではあらたに「賃貸住宅」等も対象に追加されました。また、リフォームの補助条件が厳格化され、省エネ性能に関する必須工事が追加されています。
子育てグリーン住宅支援事業の申請はいつから?
子育てグリーン住宅支援事業の開始時期については、現段階(2024年12月5日時点)では公表されていませんが、2024年の子育てエコホーム支援事業のスケジュールは、以下の通りで開始されていました。
2023年 11月2日 経済対策閣議決定
2024年 1月17日 事業者登録開始
2024年 4月2日 申請受付開始
補助金の対象となる工事内容
補助金の対象となる工事内容の一例を、2024年の事業を参考にご紹介します。
- 断熱材の設置
- 高効率な窓やドアの設置
- 太陽光発電システムの設置
- 住宅用蓄電池の設置置
- 省エネ型給湯器の設置
- バリアフリー設備の設置
- 子供の安全性を高める設備の設置
など、断熱性能等級を上げる工事や、ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅、長期優良住宅に向けての施工が対象となります。
補助金の金額と申請方法や締め切りなど
子育てグリーン住宅支援事業の補助金は、住宅の性能や工事内容によって金額が異なります。具体的には、以下の要素を基に算出されます。
補助金額の算出方法
• 住宅の省エネ性能(ZEH基準達成レベルなど)
• 子育て対応設備の充実度(バリアフリー、耐震性、断熱性能など)
• 再生可能エネルギーの導入状況(太陽光発電など)
• 工事の種類(新築、リフォーム)
• 工事の規模
具体的な補助金額は、国土交通省のホームページや住宅会社・リフォーム会社から提供される情報を確認してください。補助金額は毎年変更になる可能性があるので、最新の情報を確認するようにしましょう。
申請手続きの流れ
2025年度の子育てグリーン住宅支援事業の申請方法は、現時点(2024年12月10日現在)では公表されていませんが、2024年度の子育てエコホーム支援事業の申請方法を参考に記載いたします。
1. 事業者(施工会社)が支援事業者登録を行います。
2. 事業者と建築主(消費者)が工事請負契約の締結を行います。
3. 補助金申請・交付金還元方法を定めた「共同事業実施規約」を事業者と建築主で行います。
4. 工事開始後、事業者が「住宅省エネポータル」で交付申請の予約を行います。
5. 工事が一定の工程が進んだ段階で、正式に交付申請を行います。
6. 工事完了後、事業者が完了報告と実績報告を事務局に提出します。
7. 報告審査後、補助金が事業者に振り込まれます。
基本的に建築主は事業者と契約を締結するだけで、補助金の申請などは全て事業者が行います。
申請の締め切り
申請の締め切りは、年度や自治体によって異なります。2025年度のスケジュールは現時点(2024年12月10日現在)では発表されていませんが、締め切りに間に合うように、余裕を持って事業者と申請手続きを進めるようにしましょう。
子育てグリーン住宅支援事業を活用するメリット
子育てグリーン住宅支援事業を活用することで、経済的な負担軽減だけでなく、環境に配慮した住環境の実現や、家族みんなが快適に過ごせる住まいの確保など、様々なメリットが期待できます。具体的には、以下の点が挙げられます。
経済的な負担軽減
子育てグリーン住宅支援事業では、新築・リフォームにかかる費用の一部が補助金として支給されます。この補助金により、住宅取得やリフォームにかかる経済的な負担を軽減することができ、より快適で安全な住まいを実現するための費用を捻出することができます。特に、子育て世帯にとって、住宅取得やリフォームは大きな出費となるため、この補助金は非常に大きな助けとなります。
環境負荷の低減
子育てグリーン住宅支援事業では、省エネ性能の高い住宅や環境負荷の低い建材を使用する住宅に対して、より高額な補助金が支給されます。この制度を活用することで、環境に配慮した住まいを実現し、地球温暖化防止や資源の有効活用に貢献することができます。また、省エネ性能の高い住宅は、光熱費を抑えることができるため、経済的なメリットも期待できます。
子育てしやすい住環境の確保
子育てグリーン住宅支援事業では、子育てしやすい住環境の確保に役立つ設備や機能を備えた住宅に対して、補助金が支給されます。例えば、断熱性能の高い住宅は、室温を安定させ、快適な生活空間を提供します。また、バリアフリー設計や、子供部屋の確保など、子育てしやすい環境を整えるための設備にも補助金が活用できます。
住宅の価値向上
環境性能や子育て対応に優れた住宅は、市場価値が高く、将来的な売却や賃貸にも有利に働きます。また、補助金を利用することで、より高機能で価値の高い住宅を建てることができるため、家族の資産価値を高めることにもつながります。
子育てグリーン住宅支援事業を活用することで、経済的な負担を軽減し、環境に配慮した住環境を実現しながら、家族みんなが快適に過ごせる住まいを実現することができます。新築やリフォームを検討されている方は、ぜひこの制度を活用してみてはいかがでしょうか。
子育てグリーン住宅支援事業を利用する際の注意点
子育てグリーン住宅支援事業は魅力的な制度ですが、スムーズに活用するためには、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。申請前にしっかりと確認し、スムーズな手続きを進めましょう。
申請の事前確認
補助金の対象となる住宅や工事内容、申請に必要な書類などが、制度開始後に変更される可能性があります。最新の情報を国土交通省のウェブサイトなどで確認し、事前にしっかりと準備しておきましょう。また、施工会社を検討中であれば、事前に本事業を利用することを相談しておきましょう。
補助金不正受給の防止
補助金不正受給は、法律違反となります。不正受給を防ぐため、内容をしっかり施工会社と確認し、誤りがないかチェックしましょう。
事業の変更や中止の可能性
子育てグリーン住宅支援事業は、国の政策や予算状況によって、変更や中止の可能性があります。常に最新情報を入手し、事業内容に変化がないか確認しておきましょう。
子育てグリーン住宅支援事業に関する最新情報
子育てグリーン住宅支援事業は、常に進化し続ける制度です。より多くの子育て世帯が快適な住環境を実現できるよう、制度内容や補助金の金額、申請方法などが随時見直されています。最新の情報を把握することで、より効果的にこの制度を活用できます。
制度改正や変更点
最新の制度改正や変更点は、国土交通省のウェブサイトや関連する情報サイトで確認することができます。特に、以下の点に注目しましょう。
• 補助金の金額や対象となる住宅の条件の変更
• 申請書類の変更
• 申請期間や締め切りの変更
制度内容が変更される可能性は常にありますので、最新の情報を確認してから申請を行うようにしましょう。
参考となる情報サイト
子育てグリーン住宅支援事業に関する情報は、国土交通省のウェブサイトや関連する情報サイトで詳しく掲載されています。以下は参考となる情報サイトです。
これらのサイトでは、制度の概要、対象となる住宅、補助金の金額、申請方法などの情報が得られます。疑問点があれば、これらのサイトや相談窓口などを活用して、しっかりと情報収集を行いましょう。
子育てグリーン住宅支援事業を活用して、快適な住まいを実現しよう!
「子育てグリーン住宅支援事業」は、環境に配慮した住まいづくりと、子育てしやすい住環境の両立を支援する、魅力的な制度です。この制度を活用することで、経済的な負担を軽減しながら、家族みんなが快適に過ごせる住まいを実現できます。本記事で解説した内容を参考に、ぜひこの制度をご活用ください。家族の未来を明るく照らす、理想の住まいを手に入れましょう!