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内覧から入居まで。建売住宅購入の流れは?
建売住宅の魅力は、
1.プロの設計士やコーディネーターがその土地や街並みに適した建築プランを設計していること。
2.時期によっては既に完成している状態の家を自分自身で見てから購入できるということ。
注文住宅のように細部まで自分好みにすることは叶いませんが、実際に住んだときのイメージがしやすくなります。また、入居までの期間が早いというのも建売住宅の大きなメリットです。ここでは、建売住宅を購入する際の内覧から入居までのスケジュールをご紹介します。
■建売住宅の購入の流れ~内覧から申込みまで~
建売住宅を購入する場合、インターネットや広告で物件を探し、実際に見に行くのが一般的です。また、不動産仲介会社に条件に合う物件を探してもらうことも可能です。内覧後、「この物件にしよう」というものが見つかったら、購入の申込みへと移ります。この際に申込証拠金として、2万円~10万円程度のお金が必要になるケースもあります。
ここで重要なのが、物件の申込みまたは契約と同時に、住宅ローンの事前審査の申込みも行うという点です。住宅ローンを利用しない方は必要ありませんが、ほとんどの方が住宅購入時の資金として住宅ローンを利用するはずです。気に入った物件を購入できることになったものの、「住宅ローンの審査に落ちて資金が用意できず破談になってしまった」ということになっては大変です。早々に事前審査を受けて確かめておくようにしましょう。自分で金融機関に出向くか、不動産会社によっては提携の金融機関で手続きをすることもあります。
なお、万が一、本審査に落ちて売買契約を破棄することになった場合でも、売買契約には「住宅ローン特約」が設定されているケースが多く、手付金の返金が可能になります。リスク回避のためには、こういった制度が適用できる契約内容となっているかをチェックすることも大切です。
■建売住宅の購入の流れ~契約から引き渡しまで~
物件の申込みが済み、いよいよ売買契約を結びます。この際には、手付金として売買価格の5%~10%前後を支払うのが一般的です。
そして、契約と同時進行で住宅ローンの事前審査または本審査申込みを行います。本審査にかかる時間は通常2~3週間程度。審査に受かって融資の承認が出たら、物件の引き渡し前の最終内覧へと進みます。ここでは、設備に不備や不具合はないかなど、最終的な確認を行います。ここで何かトラブルが見つかった場合には、補修を依頼することが可能です。
その後、残りの代金を支払い、物件の所有権の移転登記を行います。すべてが完了したら、引き渡しとなり、いよいよ引っ越し、入居となります。
ここまでが、内覧から入居までの大まかな流れです。スムーズに進めるためのポイントは、物件の購入手続きと同時進行で住宅ローンの契約手続きも進めていくという点です。どこかの工程でトラブルがあると予定取りに進まなくなってしまうので、事前に流れを頭に入れ、必要な手続きを行うことが大切です。
■建売住宅購入時の注意点は?
建売住宅は、条件のよい物件ほど他にも買いたい人が出てくるものです。そのため、ついつい焦ってきちんと内容を確認せずに契約をしてしまうというケースも考えられます。
しかし、住宅の購入は一生に一度の大きな買物。住み始めてから設備に欠陥や不具合が出てきたり、「ここがもっとこうだったらよかったのに」といった不満が出てきたりということがないよう、契約前に慎重に見極めることが大切です。また、建物自体の品質だけでなく、地盤についても確認することが大切です。地盤がしっかりとしていて、地震や災害時の安全性が確保できる場所にある物件を選びましょう。
なお、こういったことを自分自身だけで検討するのは不安だという方は、第三者の専門家に立ち会ってもらうこともできます。専門家の意見を取り入れることで、より安全な物件選びが可能です。