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ゼロホームの公開

ゼロホームでは「お客様満足度アンケート」や「クレーム・メンテナンス記録」、
「雨漏り件数」をサイト上で公開しています。

ゼロホームの公開

2009年10月発生雨漏り事例に対する検証記録

雨漏りカウント期間から外れた検証記録です。

【2006年4月18日お引渡し物件】
★下記の日時をクリックしていただくと、詳細をご覧いただけます。
  • 09.10.27 
    お客様よりご連絡、現場確認

    10/22、お客様より、天井にシミが発生している、雨漏りではないかとのご連絡がある。

    現場に伺い、天井のシミを確認したため、点検口より天井裏を確認したところ、雨漏りと思われる形跡を発見する。

    雨水の流れた跡から、屋根からの雨漏りではないかと推測する。

  • 09.11.06 
    水掛け試験の実施

    雨水の浸入箇所、原因を確認するため、屋根の上にあがり、浸入箇所と思われる部分に水掛け試験を実施。

    本物件は屋根材として瓦を使用しているが、棟違い部分への水掛けをしたところ、すぐに屋内への浸入が確認された。

    瓦を一部取り外し、瓦と板金の納まりに不備ありとおおよその原因を推測。

  • 09.11.09~09.11.23 
    各部署での検証

    水掛け試験時の報告および写真等をもとに、工事課ミーティング、営繕課ミーティングで検証を行う。 模型も作成し、施工業者も交えた関係者にて議論した結果、以下4点が要因となり、雨漏りを引き起こしたとの結論にいたる。(重要なものより列挙)

    <原因1>
    瓦と野地板の間に敷きつめるルーフィングに隙間があった

    <原因2>
    板金と瓦端部の取り合いが正しく施工されていなかった (隙間が不足)

    <原因3>
    谷トユの板金が一部折れ曲がっており、雨水が正しく流れなかった

    <原因4>
    本来あるべきはずの雨水の流れ止め(シール材)が施工されていなかった

  • 09.11.24 
    修繕工事~完了確認

    原因特定の検証結果を踏まえ、

    ルーフィングの隙間を防水テープで貼り直し(原因1)
    瓦端部の谷トユを入れ替え(原因3)
    瓦と板金の取り合いを正しく施工し(原因2)
    瓦端部の隙間にシール材を施工し(原因4)

    修繕完了。

    荒破風の隙間をコーキング補修

  • まとめ

    屋根部は雨水を直接受ける場所なので、本来であれば、万一施工に何か一つ不備があっても、雨水が屋内まで浸入することのないよう二重三重の安全対策がなされているが、今回の雨漏りはそれぞれに少しずつ不備があり、いくつもの原因が重なって起こったもの。

    本物件屋根部の施工業者に徹底指導を行うとともに、ゼロ社員および他屋根業者においても技術情報の共有化を行い、検証を終了。 今回の雨漏りをDクレームと断定し、3軒目の雨漏りとしてカウントする。

    今回の雨漏りをDクレームと断定し、雨漏りカウントとして計上する。

    以上、今回の雨漏り報告といたします。