



公開日:2026.09.07

家づくりで多くの方が悩むのが「間取り(プラン)」選びです。ゼロホームでは、敷地の広さやご家族の暮らし方に合わせて、狭小地から二世帯住宅、平屋まで幅広い間取りをご用意しています。
本記事は昨年の「プランランキング」記事に続く第2弾です。2025年4月〜2026年3月の閲覧実績をもとに、住宅タイプ別に人気プランをランキング形式でご紹介します。
今年注目したいのは、上位プランの顔ぶれがほとんど変わらなかったという結果です(唯一、平屋部門の2位・3位が入れ替わりました)。これは「一時的な流行」ではなく、時代が変わっても支持され続ける”本当に暮らしやすい間取り”が定着してきたことの表れだと考えています。
そこで今回は、順位そのものよりも「なぜこのプランが選ばれ続けているのか」を、今、家づくり中の方が実際によく検索している間取りキーワードを軸に読み解いていきます。
狭小地・2階建て・二世帯住宅・平屋、全4部門12プランを調べたところ、部門を問わず共通して採用されているキーワードが見えてきました。
| 順位 | キーワード | 該当プラン数(全12プラン中) |
|---|---|---|
| 1位 | シューズインクローゼット(玄関収納) | 7プラン |
| 2位 | 回遊動線 | 5プラン |
| 3位 | 脱衣分離 | 4プラン |
「玄関収納」と「回遊動線」は、2階建て・二世帯住宅・平屋の3部門で共通して選ばれています。共働き世帯の増加や在宅時間の変化により、「モノをすぐしまえる」「家事をぐるっと回せる」動線が、住宅タイプに関わらず”最低ライン”になりつつあるようです。
一方で唯一この傾向に当てはまらないのが狭小地部門です。狭小地では動線や収納量よりも、限られた敷地でいかに光と風を取り込むかが選ばれる決め手になっていました。次の章で詳しく見ていきます。
それでは、部門ごとに人気プランの中身を見ていきましょう。
狭小地は建物同士が接近しがちで、採光・通風の確保が最大の課題になります。今回上位に入った3プランに共通していたのは、動線や収納量ではなく、大きな開口部や吹抜けによって光と風を積極的に取り込む設計でした。

二方向に窓を配したコーナーバルコニーで光を取り入れ、反射光と通風を活用。床を下げたピットリビングが天井の高さを際立たせ、視覚的な奥行きと開放感を演出します。リビング〜パントリー〜キッチンをつなぐ回遊動線も備え、光・風・動線のバランスが取れたプランです。

狭小地でも諦めたくないのがガレージスペースです。ビルトインガレージを実現しながら、居室の採光は3階スタディスペースからの吹抜けでしっかり確保。強度の高い「フロッキン狭小壁」により、壁の出っ張りを抑えた大開口ガレージも両立させた、コンパクトながら機能性の高いプランです。

間口3.2mという極細の敷地に、スカイウィンドウと3帖分の吹抜けを組み合わせ、キッチンやリビングに陽射しを届けます。1位・2位がバルコニーや上階の吹抜けで光を取り込むのに対し、3位は「上から光を落とす」スカイウィンドウが決め手。手法は違えど、3プランとも狭小地というハンデを”光と風”で克服している点が共通しています。
2階建て部門は、まさに「カジラク(家事ラク)」を体現したプランが上位を占めました。

1階はリビング階段で廊下を最小限にし、2階ホールには室内干しスペースを設置。ウォークインクローゼットやパントリーなど収納スペースもしっかり確保しています。さらに洗面室と脱衣室を仕切れる脱衣分離構造で、来客時も生活感を見せません。

プラン名に「家事ラク」を掲げるだけあり、シューズクロークからウォークインクローゼット、洗面脱衣室、浴室までを一直線に配置した家事ラク動線の家。ファミリークローゼットや夫婦別々の書斎、ダイニングのスタディスペースまで備えた、共働き世帯向けの決定版プランです。

キッチン・ダイニングを横並びに配置し配膳動線を短縮。広い土間収納とシューズクローク、独立洗面・脱衣室による脱衣分離、回遊動線まで、今回調査したキーワードを最も多く満たすプランの一つです。
二世帯住宅は「世帯間の距離感」がテーマになりがちですが、今回の上位プランは家事動線の作り込みでも際立っていました。

敷地25坪未満でも実現できる3階建て二世帯住宅。玄関のみを共有し、水回りは世帯ごとに独立。動線や収納のキーワードには該当しませんが、「世帯ごとの生活リズムを尊重する距離感」そのものが選ばれる理由になっています。

リビング・ダイニング・パントリー・キッチンをつなぐ回遊動線、ランドリールーム、2帖のシューズクローク、土間収納、脱衣分離──今回調査した12プランの中で最も多くの人気キーワードを満たしていたのがこのプランです。二世帯住宅でも共働き世帯の家事負担を軽減する工夫が惜しみなく詰め込まれています。

親世帯・子世帯の距離感を保ちながら暮らせる同居型二世帯住宅。玄関ホールの階段を中心とした回遊動線、子世帯にはシューズクロークと主寝室内の**書斎**を備え、コストと快適性のバランスを取ったプランです。
平屋部門は、唯一順位に変動があった部門です。昨年2位・3位だったプランが今年入れ替わりました。何が支持を分けたのかを詳しく見ていきます。

延床24坪でも快適に暮らせる無駄のない3LDK。植栽を眺めながら入れる横入り玄関と、リビングとつながるウッドデッキが魅力。シューズクロークも備え、ちょうどいい広さで根強い支持を集めています。

土間のシューズクロークにカウンターを設けた”ホビースペース”が最大の特徴。それだけでなく、3か所のウッドデッキやベンチ付の土間(アプローチ)、和室など、お家時間を過ごす場所が様々あるのもポイントです。
なぜ2位に浮上したのか:単なる収納量ではなく「趣味を楽しむスペースが豊富にある」という新しい付加価値が加わったことが要因と考えられます。在宅時間が増えたことで、家事動線だけでなく”自分の時間を楽しめる場所”への関心が高まっていることの表れかもしれません。

寝室から洗面室へ直接つながるウォークスルークローゼットなど、回遊動線と脱衣分離を備えたコンパクトな平屋のプラン。収納の豊富さで勝負するプランですが、今年は”趣味性”を打ち出したPLAN 36にわずかに順位を譲る結果となりました。
今回の調査で見えてきたのは、次の3つのポイントです。
1.不動の1位は「本物」の証:4部門すべてで1位が昨年と同じという結果は、一過性の人気ではなく、時代が変わっても評価される設計思想(回遊動線・玄関収納・家事ラク動線)が確立してきたことを示しています。
2.平屋の順位変動に今年のトレンドが表れている:収納の”効率”だけでなく、”趣味を楽しめる土間”のような付加価値のあるプランへ支持が動きつつあります。
3.狭小地だけは違う軸で選ばれている:動線や収納ではなく、「光と風をいかに取り込むか」が狭小地特有の決め手でした。敷地条件によって選ばれるポイントが異なることも、今回の調査で見えた発見です。
共働き世帯の増加、ライフスタイルの多様化が進むなか、「回遊動線」「玄関収納(シューズクローク)」「家事ラク動線」は、2階建て・二世帯住宅・平屋を横断する共通言語になりつつあります。一方、狭小地では「光と風の工夫」こそが暮らしやすさの鍵です。ぜひご自身のご家族・敷地条件に合うプランを探す際の参考にしてください。
なお、ご紹介したプランは間取りのアレンジも可能です。気になるプランが見つかりましたら、プラン(間取り)一覧ページより詳細をご覧いただくか、無料プラン作成・住宅展示場へのご来場もお待ちしております。
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