建売住宅を購入するベストな年齢は?平均年齢から考える資金計画のポイント
建売住宅を購入する年齢について
マイホームの購入を検討する際、「何歳で買うのが良いのだろう?」と悩む方も多いでしょう。
特に建売住宅は、完成済みの物件が多く、購入から入居までのスピード感が魅力です。
では、実際にどの年代で建売住宅を購入している人が多いのでしょうか?
住宅購入の平均年齢
住宅金融支援機構の2023年度「フラット35利用者調査結果」によると、建売住宅を購入した人のうち30代が最も多く32.8%、次いで40代が28.0%、20代が12.5%となっています。
同じく注文住宅の場合でも30代が27.9%と最多。いずれも30代が住宅取得の中心世代であることがうかがえます。
平均年齢で見ると、建売住宅は42.8歳、注文住宅は48.0歳となっており、前年(2022年度)と比較してやや上昇しています。
建売住宅を購入するタイミングの目安
建売住宅の購入では、多くの人が住宅ローンを利用します。
特に30代は収入が安定し始め、住宅ローンの審査にも通りやすいとされる年齢帯です。
金融機関によっては、「35歳前後」が借入条件や返済期間の面で最もバランスが良いタイミングと言われることもあります。
そのため、「35歳くらいまでに購入するのが理想的」と考える方も多いようです。
無理のない返済計画を立てるには?
ローンの返済計画を考える上で、年齢は重要な要素です。
たとえば3,000万円の住宅を購入する場合、30歳で35年ローンを組めば月々の返済は比較的ゆとりがある額になりますが、40歳で25年ローンを組んだ場合、同じ金額でも月々の返済額が大きく変わってきます。
老後資金との兼ね合いや定年後の生活も見据え、余裕を持って返済できる時期に購入を検討することが安心につながります。
建売住宅購入における資金の準備方法
建売住宅の購入では、頭金を含む自己資金や住宅ローンの借入額、さらに親からの援助など、さまざまな資金調達方法があります。
それぞれの資金源について、実際の平均値をもとに見ていきましょう。
融資額の平均
2023年度のフラット35利用者調査によると、建売住宅の融資額の全国平均は約3,092万円(前年は3,185万円)。
一方で、注文住宅の場合は3,040万円(前年は2,967万円)と、若干上昇傾向です。
建売住宅に関しては、前年度よりやや減少しているものの、全体的には高水準を保っています。
親からの贈与の実態
住宅取得のために、親から資金援助を受けるケースもあります。
ただし、贈与の有無や金額には個人差が大きく、数百万円程度の支援から1,000万円を超えるケースまでさまざまです。
一方で、まったく援助がないという家庭も多く、あらかじめ親との話し合いや準備が重要になります。
購入後にかかる費用も忘れずに
建売住宅の購入にあたっては、物件価格やローンだけでなく、将来的にかかるコストも念頭に置いておきましょう。
たとえば、所有するだけで発生する「固定資産税」や「都市計画税」は、毎年支払う必要があります。
また、屋根や外壁などのメンテナンス費用も、長期的に見れば大きな出費となります。
購入前に、維持費を含めた総合的な予算計画を立てておくことが大切です。
自分に合った住宅ローンの選び方
住宅ローンは金額が大きいため、慎重な比較検討が必要です。
中でも大きなポイントとなるのが「金利タイプ」の違いです。
変動金利型
- メリット
- 一般的に固定金利よりも金利が低く、金利が下がれば返済額も減る
- デメリット
- 金利が上がると返済額も増える可能性があるため、将来の収支が読みづらい
固定金利型
- メリット
- 金利が変わらないため、返済額が一定で計画が立てやすい
- デメリット
- 変動型よりも金利が高くなるケースが多く、金利が下がっても返済額は変わらない
ライフプランと合わせて検討を
結婚・出産・教育・車の購入・老後資金など、人生にはさまざまなライフイベントが待っています。
これらの出費と住宅ローンの返済が重なると、家計を圧迫する可能性も。
そのため、ライフイベントの時期や優先順位を意識しながら、余裕ある支払い計画を立てることがポイントです。
まとめ
家を買う年齢に「正解」はありませんが、30代を中心に購入する人が多いというデータは参考になるはずです。
また、住宅ローンの条件や将来の支出を見据えた計画を立てることが、後悔しない住まい選びにつながります。
ゼロホームでは、建売住宅を多数取り揃え、資金相談も丁寧に対応しています。
気になる物件があれば、まずはお気軽にご相談ください。









