土地と建物だけじゃない!家づくりに必要な費用をまるごとチェック
この記事では、「土地」「建物」「その他費用」の3つのカテゴリーに分けて、家づくりに必要な費用をわかりやすく解説します。
土地を購入する際に必要な費用
家を建てるために土地を購入する場合、本体価格のほかにも多くの関連費用が発生します。以下はその代表的なものです。
- 土地代金
土地そのものの購入価格
- 仲介手数料
不動産会社に支払う手数料(土地代×3%+6万円+税が上限目安)※売主から直接購入する場合は不要
- 印紙代(売買契約)
売買契約書に必要な印紙税
- 公租公課負担金
取得に伴う税金や地方税の負担分
- ローン事務手数料
金融機関に支払うローン手続き関連費用
- ローン保証料
保証会社へ支払う費用(例:一括・または金利上乗せ型)
- 印紙代(ローン契約)
ローン契約書に貼る印紙代
- 所有権移転登記費用
土地の所有者を変更する登記費用
- 抵当権設定費用(土地)
ローンの担保として土地に設定される権利の登記費用
- 団体信用生命保険料
ローン契約者に万一があった場合に備える保険
また、古家付きの土地を購入した場合には解体費用、インフラ未整備の場合は水道・ガス・電気の引込工事費なども必要になる場合があります。
建物を建てるための費用
建物の建築にあたっては、建築費だけでなく次のような付帯費用が必要です。
- 建築費
建物そのものの工事費用
- 付帯工事費
給排水・ガス・電気などインフラ工事や残材処分等
- 外構工事費
駐車場、門扉、玄関アプローチ、庭などの工事費
- 印紙代(建築契約)
工事請負契約書に必要な印紙代
- 金融機関手数料
住宅ローン利用時の各種手数料
- ローン保証料
保証会社に支払うローン保証費用
- 印紙代(ローン契約)
ローン契約書に貼る印紙代
- 火災保険料
建物にかける火災・自然災害等の保険料
- 建物表題登記費用
建物の物理的状態を登記する費用
- 所有権保存登記費用
建物の所有者を登録する登記費用
- 抵当権設定費用(建物)
ローンの担保として建物に設定する登記費用
その他の諸費用にも注意
家づくりにあたっては、工事費・契約費だけでなく、次のような生活面・慣習面の出費も発生することがあります。
- 地鎮祭費用
工事の安全を祈願する儀式(任意)
- 上棟式費用
家の骨組み完成時に行う伝統行事(任意)
- 引っ越し費用
荷物の運搬・移動にかかる費用
- 家具・家電購入費
新生活に向けた設備の購入代
- 仮住まいの家賃
工事期間中の一時的な住まいの費用
- 雑費
ご近所への挨拶品、町内会費、各種書類の取得費など
新居には新しい家電やインテリアを揃えたくなるもの。こうした出費もあらかじめ予算に組み込んでおくと安心です。
将来に備えた費用も忘れずに
家を建てた後も、「不動産取得税」や「固定資産税」といった税金の支払いが発生します。
さらに、経年劣化による修繕・メンテナンス費用も長期的には必要になります。
たとえば、土地と建物を合わせて3,600万円の購入だった場合、その他にかかる諸費用は総額の10%前後(=約300〜400万円)を想定しておくのが現実的です。
住宅ローンを利用する際は、教育費や老後の生活費なども踏まえて無理のない返済額に設定することが大切です。
お得に家を建てるために
家づくりには多くの費用がかかりますが、住宅ローン減税や補助金制度など、国の支援策を活用することで負担を軽減することも可能です。
ゼロホームでは、資金計画から支援制度の申請までトータルでサポートしています。
家づくりをより安心して進めるために、ぜひお気軽にご相談ください。









