



公開日:2026.07.10

「土地は限られているけれど、開放感のある家に住みたい」——都市部で注文住宅を検討し始めた方や、狭小地での建て替えを考えている方の多くが、この悩みにぶつかります。
特に関西の市街地では、敷地面積15〜20坪台というケースも珍しくありません。「狭小住宅では、広々とした暮らしや明るいリビングは難しいのでは?」「3階建てにすると圧迫感が出ないか心配」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんなときに鍵となるのが、**「吹き抜け」**という設計手法です。床面積を増やせなくても、空間を縦に伸ばすことで視線が抜け、光が降り注ぎ、想像以上の開放感のある住まいを実現できます。狭小住宅×吹き抜けの組み合わせは、限られた土地でも家族が快適に暮らせる注文住宅の定番プランとして人気が高まっています。
今回は、狭小地での吹き抜け活用に成功したゼロホームのモデルハウスを、ランキング形式で3邸ご紹介します。実際に見学するときのチェックポイントもまとめましたので、家づくりの参考にぜひご覧ください。
本ランキングは、ゼロコミ編集部が「狭小住宅×吹き抜け」というテーマで、以下の3つの観点から評価し順位付けしています。
① 狭小度:建築面積・延床面積のコンパクトさ
② 吹き抜け設計のユニークさ:他にはない発想や空間提案の独自性
③ 開放感の実現度:限られた敷地で、どれだけ広がりや明るさを生み出せているか
いずれも甲乙つけがたい魅力的なモデルハウスばかりですので、ぜひ実際に見学して、ご自身の「No.1」を見つけてみてください。

第1位:FREMIUM FRAME_2(尼崎住宅展示場)/延床27.04坪/2階建て
第2位:BASE3マチナカ(京都南インター住宅展示場)/延床43.82坪/3階建て
第3位:ソトノマの家(守口展示場)/延床39.79坪/3階建て
狭小住宅や3階建ての注文住宅では、吹き抜けを取り入れることで暮らしが大きく変わります。ここでは、限られた敷地でも開放的な住まいを実現するための3つのメリットを解説します。
① 縦方向の広がりが「視覚的な広さ」を生む
人は床面積よりも、天井までの距離で空間の広さを感じるといわれています。15坪の狭小地でも、吹き抜けで天井高5m以上を確保すれば、20坪以上の家のような体感が得られることも。3階建ての縦空間を活かしたデザインは、コンパクトな間取りを「広く感じる住まい」へと変えてくれます。
② 採光・通風の課題を一気に解決
狭小地は隣家との距離が近く、1階のリビングに光が届きにくいのが悩みの種です。密集地ならではの問題ですが、吹き抜けに高窓(ハイサイドライト)を設ければ、2階・3階の高さから1階LDKまで自然光が降りてきます。さらに、上下階に風の通り道が生まれることで、エアコンに頼りすぎない快適な空調環境を実現できます。明るく、風通しの良い家は、家族の健康的な暮らしにもつながります。
③ 家族の気配がやさしくつながる
吹き抜けがあれば、1階と上階が空間的につながり、声や気配が自然に伝わります。コンパクトな狭小住宅ほど、家族のコミュニケーションが生まれる設計が大切。子ども部屋とリビングが緩やかにつながることで、子育て世代にも安心の住まいになります。シーリングファンを設ければ、上下の温度差対策も可能です。
メリットの多い吹き抜けですが、狭小住宅で取り入れる際には知っておきたい注意点もあります。後悔しない家づくりのために、対策とあわせて確認しましょう。
① 冷暖房効率の低下 → 高気密・高断熱で対策
吹き抜けは縦に広がる空間のため、エアコンの効率が下がりやすいのが一般的なデメリットです。対策としては、高気密・高断熱仕様を選ぶこと。ゼロホームの注文住宅は標準で「ZEH基準」の断熱性能仕様。吹き抜けがあっても夏は涼しく、冬はあたたかい快適な住環境を保てます。さらにゼロホームの高性能住宅「BASE3」では、UA値0.46W/㎡k、C値0.5㎠/㎡を実現。さらに快適な住まいを叶えます。
② 2階の床面積が減る → 収納・間取りの工夫で解決
吹き抜けを設けると、その分2階の床面積が減ります。対策として、階段下収納や壁面収納、可変間仕切りを組み合わせ、コンパクトでも収納力のある間取りに。狭小住宅では、設計段階で収納計画をしっかり立てることが重要です。
③ 音やニオイの伝わり → 配置とゾーニングで配慮
吹き抜けがあるとキッチンのニオイやテレビの音が上階に伝わりやすくなります。換気計画や、子ども部屋・寝室の配置を吹き抜けから少し離すなど、ゾーニングの工夫で対策が可能です。
これらの注意点も、ゼロホームのモデルハウスでは実際の建物で確認できます。
延床面積:27.04坪/建築面積13.71坪

栄えある第1位は、3邸の中で最もコンパクトな延床約27坪ながら、狭小×吹き抜けの可能性を最大限に引き出したモデルハウス「FREMIUM FRAME_2(フレミアム フレーム2)」。「ハコニワ住宅」というコンセプトのもと、太陽・風・緑を感じる住まいを実現し、ケイミューデザインアワード2021 近畿エリア賞も受賞したデザイン性の高いモデルハウスです。注目したいのは、リビングから繋がるウッドデッキ上に設けられた吹き抜け。室内のリビングから一歩外に出ると、頭上に大きく抜ける吹き抜け空間が広がり、光と風がたっぷり降り注ぐ「ハコニワ」のような半屋外空間が生まれます。屋根や壁で囲まれているためプライバシーは確保しつつ、空とつながる開放感を味わえる、まちなかの狭小地ならではの工夫です。
オープンキッチンはダイニング一体型で、家族の会話が自然に生まれる距離感。家事動線もスムーズで、パントリーや家事室を組み合わせた間取りは共働き世帯にもおすすめです。さらに屋上にはスカイビューテラスとスカイバスを備え、都市の中の小さなリゾート空間が楽しめます。
★ ここがポイント
・リビングと地続きのウッドデッキ上に吹き抜けを配置し、半屋外の開放感を実現
・プライバシーを守りながら空・光・風を取り込む「ハコニワ」の発想
・オープンキッチン+パントリーで、スムーズな家事動線を確保
・屋上のスカイバス・スカイビューテラスで非日常を演出
✓ 見学するときはここをチェック!
・リビング→ウッドデッキ→吹き抜けへと続く視線の抜け方
・ウッドデッキに差し込む光と風の心地よさ
・2F洋室の可変間仕切り(将来の家族構成変化への対応)
・屋上スカイバスからの空の見え方
延床面積:43.82坪/3階建て(狭小地まちなかタイプ)/建築面積18.02坪

第2位は、高気密施工が難しい密集地でも、高断熱・高気密・高換気を実現した3階建てモデルハウス「BASE3マチナカ」。UA値0.46/C値0.50という高い性能数値が示すとおり、性能と狭小設計を両立した注文住宅です。「吹き抜けがあると寒いのでは?」「光熱費が心配」という不安を払拭してくれる、安心感のある選択肢といえます。
注目したいのはルーフテラス上部の吹き抜け。インナーテラスを介して空とつながる構成で、密集地でありながら大きな空を感じられます。視線を気にせず使えるアウトドアリビングは、BBQや夏のプール、洗濯物干しまでフレキシブルに活用可能。狭小地でも「外で過ごす時間」を楽しめる、まちなか暮らしの新提案です。
階段ホールに隣接するワークスペースは、テラスに面した明るい書斎として機能。テレワーク需要にも応える設計です。家事動線上にまとめられた水回りや、子どもの成長に合わせて仕切れる子ども部屋など、家族の暮らしを長く支える間取りの工夫も随所に。
★ ここがポイント
・ルーフテラス上部の吹き抜けで「空とつながる」感覚を実現
・UA値0.46/C値0.50の高性能で、夏涼しく冬あたたかい
・24時間換気システム「ルフロ400」で一年中きれいな空気
・子ども部屋は将来仕切れる可変設計
✓ 見学するときはここをチェック!
・ルーフテラスから見上げる空のスケール
・外気温の影響を最小限にし、保たれる室温の安定感
・リビングのヌック(出窓ベンチ)の居心地
・ワークスペースの明るさと使い勝手
延床面積:39.79坪/3階建て+屋上テラス(ソトノマ)/建築面積14.08坪

第3位は、プライバシーを守りながら光と風を取り込むという、狭小都市住宅の理想形を体現した注文住宅「ソトノマの家」。建築面積はわずか14.08坪というコンパクトな敷地ながら、3階建ての縦空間を巧みに使い、延床39.79坪のしっかりとした暮らしを実現しています。
外壁は外部に面する窓を最小限に抑え、視線を気にせず暮らせる設計。その代わりに中庭の吹き抜けを住まいの中心に据え、ここから光と風をたっぷり室内へ届けます。玄関を入ると、鉄骨のストリップ階段越しに中庭が正面に広がり、奥へと続く視線の抜けが印象的。コンパクトな間口でも、家に入った瞬間に空間の広がりを感じられる演出です。
中庭の吹き抜けは、1階の寝室にもやわらかな自然光を届けます。プライバシーを確保しながらも、密集地で暗くなりがちな1階の居室に明るさをもたらしてくれるのは、中庭設計ならではの大きな魅力です。
2階のLDKでは、中庭上空に設けられたテラスが、室内と同じクロスで仕上げられ、シームレスにつながっています。LDK自体やテラス単体は決して広くないものの、内と外が一体となることで実際の面積以上の広がりを感じられる設計。狭小住宅でも豊かな空間体験ができる、ソトノマの家ならではの工夫です。3階のフリースペースは引き込み建具で開閉でき、書斎や趣味室、収納など多目的に活用可能。家族のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる間取りです。
★ ここがポイント
・玄関→ストリップ階段越しに中庭が正面に見え、入った瞬間に視線の抜けを実感
・中庭の吹き抜けが1階寝室にも自然光を届け、密集地でも明るい暮らしを実現
・2階LDKは中庭上空のテラスと同じクロスで仕上げ、内外がつながって広く感じられる
・3階フリースペースは引き込み建具で個室にも変化
✓ 見学するときはここをチェック!
・玄関に入った瞬間の、中庭への視線の抜け
・1階寝室に差し込む中庭からのやわらかな光
・2階LDK→中庭上空テラスへ続く一体感とクロスのつながり
・屋上テラス「ソトノマと空」の開放感
狭小住宅で吹き抜けを取り入れることは、単に「広く見せる」だけでなく、光・風・家族のつながりまで含めて暮らしの質を底上げしてくれます。3階建ての注文住宅であれば、縦方向の空間を活かして、限られた敷地でも開放的で快適な住まいが実現できます。
ゼロホームでは、立地や敷地条件、ご家族の暮らし方に合わせて、最適な吹き抜け設計をご提案しています。
ウッドデッキ上の吹き抜け(フレミアム/尼崎住宅展示場)
ルーフテラス上部の吹き抜け(BASE3マチナカ/京都南インター住宅展示場)
中庭型の吹き抜け(ソトノマの家/守口住宅展示場)
それぞれの吹き抜けが、どのように暮らしを変えるか——ぜひモデルハウスで実際に体感してみてください。図面や写真では伝わらない「空気感」や、吹き抜けがあっても快適な室温、家族の気配のつながりがきっと感じられるはずです。狭小地での建て替えや、3階建ての注文住宅をご検討中の方は、お近くのゼロホーム住宅展示場へお気軽にお越しください。
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