

公開日:2025.04.15
森林資源の循環利用とCO2の削減を目指して2021年にスタートした、ゼロホームが独自に進めるプロジェクトです。木を使う会社として、日本の豊かな森林を守るため、1年間に当社がお引渡しした棟数に使用した柱の本数分の必要な苗木を山に還すことで再造林を支援します。
2024年からはe-kenetVISAカードのはなまるクレジットポイントでの寄付も可能となりました。
2024年12月、ゼロホームは宮崎県のスギ再造林支援のための2024年度分の寄付を行いました。2024年度はお引渡し393棟分とはなまるクレジットポイント20口分をあわせて約567万円を寄付しました。これは苗木63,100本相当にあたります。
今回の寄付は4回目となり、同プロジェクトにおけるこれまでの寄付金合計は、約1993万円となりました。
今後もゼロホームが1年間にお引渡しした棟数に使用した柱の本数分に必要な苗木を宮崎県の山に還すことで、再造林を支援し、日本の健全な山や森林の循環サイクルに貢献していきます。
また2024年秋には、新型コロナウイルスの影響で中止していた【ゼロホーム宮﨑研修】を再開。新入社員を中心に2泊3日の行程で宮﨑県を訪れました。
1日目:木材の製材会社を訪問
木材の乾燥や加工などの実際に行われている作業の様子を見学しました。ゼロホームの家に使われている柱がどのようにして作られているのか、原木から集成材への製造工程を学びました。
2日目:苗木の生産会社と植林現場を見学
苗木の生産会社では、小さい苗木が山へ植えられる状態までに育つ様子を見学。その後、実際に苗木が植えられた山へも足を延ばし、今年植えられた植林現場と植林から4年たった現場を見学し、植林や育林の実情を学びました。再造林や苗木育成の現実を目の当たりにし、改めて現場の厳しさを体感することとなりました。
3日目:宮崎県の木材利用技術センターと都城市図書館を訪問
最終日は、まず木材利用技術センターを訪れました。木材利用技術センターは、木材関連産業の加工技術の向上、新製品の開発等を支援することにより、木材の利用を促進し、林業・木材産業の振興を図ることを目的とした施設です。木の性能や耐久性を調べる試験の様子を見学したり、木材の基礎知識が学べるパネル展示をみたり、木育コーナーのおもちゃで遊んだりしました。次に、グッドデザイン賞を受賞している黒と木材をあしらった落ち着いた大人の空間が広がるおしゃれな図書館「Mallmall(都城市立図書館)」も見学し、木造建築の可能性を感じる機会にもなりました。
宮崎の山々を直接見て、製材会社や苗木の生産会社、植林現場を訪れた3日間の研修は、木造建築に関わる社員にとっては非常に有意義な研修となりました。実際の現場で見たり、聞いたり、感じたりしないと得られない、貴重な学びの機会を得られましたので、参加した社員一人一人が今後の業務にそれらを活かしていきます。
また、「苗木を還そうプロジェクト」の活動を通して、ゼロホームはSDGsに積極的に取り組み、社会の持続的発展に貢献していきます。
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