木工事
建物の構造を補強するため、基礎を一からやり直すことになりました(布基礎)。
建物本体を一度、上に持ち上げて固定し、基礎を新しく作ります。
<内部木工事・仕舞>壁や床などを作っていきます。また、装飾を元の形で作り直します。
構造用合板。
天井下地も断熱材を入れてやり直した。
床にも断熱材。
フロアーはカリン材を使用
天井と壁の継ぎ目の装飾に、既製品の廻り縁。
「カリン(花梨)材」
強靭で重厚感のある木材。高級家具などに使用される事も多い。
<木製建具工事>
木製建具取り付け。ガラスはガラスパテにより固定。
ガラスパテ。
アルミサッシの入っていた窓も、木製で作り直しました。
「ガラスパテ」
硬化性シーリング材。ガラスパテで固定された窓(建具)は古い建物によく見られます。既存の建具を再利用しているため、今回使用しています。
<外部工事・仕舞> 柱が腐食した部分を新しい部材で継ぎます。
オーバーハング部 方杖(ほうづえ)にて補強。
ラス用下地。この後ラス(金網)を貼りモルタルで仕上げて行く。
窓枠 再利用できる装飾はそのまま使用。
こちらは新規に制作。
窓台水切り 板金にて水切り取り付け。
2階サンルーム 新規手摺子(ナラ積層材)既設の物は腐食が進んで使えなかったので、新しく作り直した。
木造建築の可能性
施工/2004年7月~2005年5月神戸 異人館再生