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2012年9月(1)発生雨漏り事例に対する検証記録

雨漏りカウント期間から外れた検証記録です。

【2005年11月15日お引渡し物件】

★下記の日時をクリックしていただくと、詳細をご覧いただけます。

12.09.30お客様より雨漏り発生連絡、現地確認

お客様より、台風の際に1Fトイレの窓枠上部より雨漏りしたとの連絡がある。

翌日にお伺いし、現地確認。

お客様のご説明によれば、漏れ箇所はサッシではなく窓枠であり、今回が初めての雨漏りであったとのこと。

窓まわりのクロスを確認するも、その時点ではすでに濡れはなく、長期的に雨漏りしている様子は見受けられなかった。

窓の上部に換気扇が取り付けられており、建物外部からベントキャップを確認。

サイディングの目地にかかって取り付けられており、目地との取り合い部分に原因があるのでは、との推測をするも、この日は確認のみで終了し、後日の検証とする。

12.10.04営繕ミーティングにて報告、議論

水掛け試験等を踏まえ、検証方法および原因について関係者で議論。

今回の台風での雨漏りが初めてであり、目視ではあるが、長期に渡って隠れ雨漏りが継続し、壁内部が劣化している様子も見受けられないことから、ベントキャップの開口部から浸入した雨水が、何らかの理由で一時的に壁内に入ったのではないかと推測。内部の壁クロスやボードはめくらず、ひとまず想定外の程度(台風並み)の水掛け試験を行い、漏れ箇所の特定をすることで、改めて原因特定をすることになる。

12.10.09水掛け試験および修繕

雨漏り箇所上部の換気扇ベントキャップまわりに、集中的な水掛けを行ったところ、当初の指摘箇所からの雨漏りを確認。目地との重なり部分から換気扇ダクト内に入った雨水が、ダクトを伝って室内側に浸入していることがわかった。

ひとまずベントキャップを取り外し、詳細を検証。

設置にともなうコーキングの施工には特に不備はないが、目地部分においては劣化が見受けられた。

また、通常はベントキャップから建物内部換気扇に繋がるダクトは、室内側が水上となる勾配とする必要があるが、今回のケースでは、この勾配が若干不足していることを確認した。

このことにより、今回のケースは、コーキングの劣化とダクトの勾配不足が原因となり、雨漏りにいたったものと断定。ダクトの取り付け位置に重なる目地に十分なコーキングを行った上で、ベントキャップを再度取り付けて水掛けを行い、浸水がないことを確認し、修繕を完了した。

12.10.22まとめ(工事課ミーティングより)

壁の開口部分からの雨漏りについては、大きく2つの原因が考えられる。

ひとつは、開口部の雨仕舞いの不備であり、施工上の問題によるもの。

もうひとつは、開口部に取り付けられた製品の不具合や部材の経年劣化、想定以上の荒天等により、物理的な問題で雨水が浸入するもの。後者の場合はメーカー責任または不可抗力とし、雨漏りカウントの対象外となるケースである。

今回の雨漏りは、台風時の豪雨がコーキングの劣化により換気扇の開口そのものから浸入したものであり、当初は後者の不可抗力の要素を持つケースかと推測されたが、換気扇のダクトの勾配が不足し、本来排出されるはずの雨水が室内側に流れてしまう状態となっていたという点おいて、施工上の問題を含むものと判断。

この事例を機会として、ゼロ社員および関係協力業者全員に対し、ベントキャップとダクトの正しい接続方法の確認と、サイディング目地が取り付け位置と重なる場合についての注意点等についての情報共有を行い、まとめとする。

以上、今回の雨漏り報告といたします。

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