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2010年2月発生雨漏り事例に対する検証記録

雨漏りカウント期間から外れた検証記録です。

【2004年5月21日お引渡し物件】

★下記の日時をクリックしていただくと、詳細をご覧いただけます。

10.02.27お客様よりご連絡 現場確認・水掛け試験


お客様より、昨日夜の雨で2階の洋室天井照明のシーリング部分より雨漏りが発生したとの連絡がある。

現場に伺ったところ、雨だれをバケツで受けるような状況であったため、直上のルーフテラスからの雨漏りではないかと推測する。


ルーフテラスには特に大きなものをおいているといったこともなく、床面のひび割れ、サッシまわりのコーキング、壁面の状況を隅々確認するも、目視では原因と特定できる要素がなく、ひとまず全面をビニールシートなどで養生し、その日は引き上げる(養生時には雨漏り発生せず)。

10.03.04営繕ミーティングにて検証方法の確認

これといった原因が見当たらないことから、2008年4月に発生した、ルーフテラス床面(平面部)からの雨漏りの可能性も視野にいれ、慎重な検証を行うこととし、手順の確認。

10.03.13現場にて原因部分の特定作業 ※当初3/6予定、悪天候によりこの日に延期


まず床面以外の部分の水掛けを行ったが、水漏れの確認ができなかったため、やはり床面からの雨漏りの可能性が高いと判断し、ルーフテラスをブロックに分けながら、水下よりゆっくりと水張りを行う。

テラス左半分、端部より約120ミリまで水を張ったところで、水漏れを確認。

直下の天井裏より推測するに、明らかな雨漏り跡はあるが、雨漏りの発生はごく最近のものであり、長年の隠れ雨漏りであった可能性は低いと思われる。


ルーフテラス床面からの雨漏り発生が2例目であることから、社内での原因徹底究明を行うため、水漏れ発生を確認した部位を下地材ことをくり抜き、持ち帰って検証を行うことにする。

くり抜いた部分の下部合板に明らかに水がまわった跡を確認、雨漏り部はおよそこの位置であると特定。

お客様宅のルーフテラスでの作業はここまでとし、次の日に修繕を完了。

10.03.19切り取り部についての社内検証


切り取って持ち帰った部分について、営繕課、工事課、関係業者等で検証を行う。

まず、下部合板を貼ったまま、タイルをブロック分けしながら黒い水を掛けてみるが、水漏れは確認できなかった。


ルーフテラスの構造は、下から「合板」「専用パネル」「FRP」「タイル」となっている。

次に、FRPに問題がないかを確かめるため、専用パネルとFRPの境ではがし、タイルとFRP部のみとした状態で、再度水掛けを行う。


しかしながら、それでも水漏れは確認できなかったため、ひとまず水掛け検証を終え、参考として先ほどはがした専用パネルと合板のセットをさらにはがしてみる。

専用パネルと合板の間には明らかに水が回った跡があるものの(今回の実験によるものではなく、切り取り前の水分が残っている状態)、合板の傷み具合はさほどではないため、ここでも、雨漏り発生が最近のことであることを確認。

10.03.29再度の社内検証


今回は、タイルを大きくはがした上で、囲いを深くしてより水を多く張った実験を行ってみたが、やはりFRP部からの水漏れは確認できなかった。

最近起こった雨漏りとするならば、何かが経緯年劣化したことによるものではとの推測ができるが、原因は不明のまま。

各部署での 最終議論とまとめ

現場および社内での検証内容とその結果を踏まえ、工事課ミーティング、営繕課ミーティングにて議論。

結果として、 原因箇所と思われた切り取り部からの水漏れは確認できなかったため、どのような可能性があるのか、その他の部位についての問題点や検証の経緯の見直しなど、様々な視点、論点から検討してみるも、非常に不本意ながら、明確な原因特定にはいたらなかった。

しかしながら、該当物件の修繕は完了しており、また、完了後には雨漏りの発生がないこと等を考慮し、これ以上の検証を断念。

FRP施工の重要ポイントの再確認、可能性のあるその他の部位についての注意点、検証方法の再考等を今後の重要チェックポイントとし、継続して検討を重ねることとする。

以上、今回の雨漏り報告といたします。

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