温熱環境・エネルギー消費量
住宅性能評価:温熱環境・エネルギー消費量
断熱等性能【等級4】
断熱性能は該当する地域区分に応じて設定される、H25住宅省エネ基準相当の外皮平均熱費流率、および冷房期の平均日射熱取得率を満たしています。
※(建物)外皮とは、建物の室内と室外を区画している部位の総称で、特に熱的な境界を意味します。具体的には、屋根または天井、外壁、開口部、床または基礎を指します。
一次エネルギー消費量【等級5】
一次エネルギー消費量は、該当する地域区分に則し、暖冷房・換気・給湯・照明設備の性能や太陽光発電設備等の創エネルギーを総合的に評価する基準を満たし、低炭素化に資する一定の措置を講じています。
※床暖房等を設置すると、一次エネルギー消費量等級にて等級5を取得できない場合があります。

天井・最下階床まで貼り詰められた断熱材
住まいの快適さをできる限り経済的に維持するために、四方の壁だけでなく、最上階の天井部分や最下階の床部分にも十分な断熱材を貼り詰め、夏の暑さや冬の寒さが家の中に伝わるのを防いでいます「ゼロホームの100年住宅」では、外気に接するハイルーフ天井には厚さ100mmの高性能グラスウール、フラット天井には厚さ100mmのグラスウール、壁には厚さ90mmの高性能グラスウール、最下階床には厚さ80mmのグラスウールマットを用いて施工しており、優れた断熱構造を実現し、冷暖房エネルギーの節約に貢献しています。
※当社が用いている断熱材についての詳細は、下表をご参照ください。
部位 | 種類 | 厚さ | 相当密度 | 熱抵抗値 | |
最上階天井 | ハイルーフ天井 | 高性能グラスウール | 100mm | 高性能16K | 2.6㎡・K/W |
フラット天井 | グラスウール | 100mm | 10K | 2.0㎡・K/W | |
壁 | 高性能グラスウール | 90mm | 高性能16K | 2.4㎡・K/W | |
最下階床 | グラスウールマット | 80mm | 32K | 2.2㎡・K/W |
※相当密度とは、断熱材自体の重さを示しており、数値が大きいほど断熱性能が高いことを意味します。
※熱抵抗値とは、熱の伝えにくさを表すもので、数値が大きいほど断熱性能が高いことを意味します。

壁・天井に貼り詰められた断熱材

土台の間に隙間なく貼り詰められた断熱材
一次エネルギー消費量とは
改正後の省エネルギー基準
化石燃料、原子力燃料、水力・太陽光などから得られるエネルギーを「一次エネルギー」、これらを変換・加工して得られるエネルギー(電気、灯油、都市ガス等)を「二次エネルギー」といいます。 建築物では二次エネルギーが使用されており、それぞれ異なる計量単位で使用されていますが、それを一次エネルギー消費量へ変換することにより、建築物の総エネルギー消費量を同じ単位(MJ、GJ)で求めることができるようになります。そのエネルギー消費量を元に、断熱性能等の外皮性能に加え、暖冷房、給湯、照明などを含めた設備機器のエネルギー効率や再生可能エネルギーの活用などを勘案した一次エネルギー消費量による評価します。「ゼロホームの100年住宅」は、低炭素基準相当である最高等級5の基準にて施工されております。
※床暖房等を設置すると、一次エネルギー消費量等級にて等級5を取得できない場合があります。
樹脂サッシ・Low-Eペアガラスを標準装備
「ゼロホームの100年住宅」では、「樹脂」+「Low-E複層ガラス」で実現した国内最高レベルの断熱性能を持つ樹脂サッシを標準装備しています。夏は涼しく、冬は暖かい、高い断熱性能と、高い防露性能で、快適さも追求しています。
※非常用進入口は、アルミ樹脂複合サッシになります。
省エネルギー基準とは?
省エネルギー基準とは、国が断熱性能などについて定めたもので、下の4つの基準があります。
- ◎旧省エネルギー基準…昭和55年の省エネルギー法に基づいて定められた省エネ基準。
- ◎新省エネルギー基準…平成4年に定められた省エネ基準。旧省エネ基準よりかなり強化されています。
- ◎次世代省エネルギー基準…平成11年に定められた省エネ基準で、地球温暖化を防止するために、新省エネ基準よりさらに20%暖冷房消費をカットすることを目標としています。
- ◎H25住宅省エネルギー基準…平成25年に定められた省エネ基準で、外皮の断熱性能及び設備性能を総合的に評価する一次エネルギー消費量の評価を導入しました。
「ゼロホームの100年住宅」の建物は、標準で断熱等性能:等級4・一次エネルギー消費量:等級5をクリアし、気密性・断熱性共に高い水準であることが証明されています!
※床暖房等を設置すると、一次エネルギー消費量等級にて等級5を取得できない場合があります。
結露を防ぐために
冬場、暖房器具の使用などにより建物の内と外の温度差が大きくなると、窓ガラスや天井、壁などで結露が発生することがあります。また、最上階の部屋などでは、下階で温められた空気がドアの隙間等から流入しやすく、暖房器具を使用されなくても結露が発生しやすくなります。

結露は、空気中の水蒸気が増えたり、空気の温度が下がることで生じますが、建物内では、人体、炊事、洗濯物の乾燥、入浴、植物、床下地盤などから水蒸気として発生される水分量が、大人4人の標準家族で1日当り10~12リットル位はあるといわれています。(室温20度の場合)
財団法人北海道建築指導センター「気密化住宅の換気」より
このように、普通に生活しているだけでも水蒸気は多量に放出されてしまいますので、結露を防ぐためには意識して対策をする必要があります。まず何より大切なのは換気です。
- □ 窓をあけて換気をこまめに行いましょう
- □ 換気扇を常にまわしておきましょう
- その他、次のようなことにも気をつけましょう
- □ 石油ストーブやガスファンヒーターを使わない
- □ 加湿器を使いすぎない
- □ お風呂の水を残したり、洗濯物の室内干しをしない
- □ 水槽や観葉植物も水蒸気を発生します
- □ 押入れの収納には、すのこをひきましょう

結露は生活の中の様々な工夫で軽減することができます。簡単なことばかりですので、まずはやってみてくださいね!