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【木造住宅の魅力】木材は優秀な素材、さまざまな機能が備わっています!

 

昔から、さまざまな用途に使われてきた木材。森林資源の多い日本では、古くから木造住宅が建てられてきました。令和4年度の国土交通省の統計データによると、低層の住宅では木造が8割超を占めています。日本の住宅の中で木造住宅が人気なのには、多くの理由があります!そこで、建ててから後悔しない、失敗しない家づくりのために木造住宅や木材の良さや魅力をご紹介します。
※国土交通省 令和4年度「建築着工統計」より 新築建築物に占める木造建築物の割合(令和4年度着工・床面積)

1.木造は弱くない!

1.木造は弱くない!

「木造は弱いのでは‥‥?」とイメージされる方は多いかもしれませんが、建築基準法に基づき適正に施工し、ていねいに品質よく建てられた木造住宅であれば、瞬間最大風速50メートルの台風や、阪神・淡路大震災クラスの地震でも倒れません。特に、地震では重い建物ほど大きな影響を受けるため、そもそも構造躯体が軽い木造住宅は、同じ大きさの鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物と比べ地震の影響を受けにくいと言えます。
また、世界最古の木造建築物である法隆寺の五重塔は、7世紀(607年)に創建され、今もなおその姿を見ることができます。その他日本には、奈良の正倉院や京都の広隆寺講堂など、500~1000年単位の寿命を誇る建物が他にもたくさん存在しています。これらの建築物が実証するように、木材は、環境次第では驚異的な耐久性を持つ材料と言えます。
さらに、誰もが「木材は火に弱い」と思いがちですが、一定温度に達すると急激に変形し強度の下がる鉄に比べ、木材はある程度の太さや厚みがあれば、燃えると表面が焦げて炭化層をつくり、内部にまで火が入らずなかなか燃えません。
木造住宅は決して「弱い」わけではなく、建築精度や環境・状況によっては、大きな力を発揮する建物なのです。

2.夏は涼しく冬は暖かい!

2.夏は涼しく冬は暖かい!

木材は無数の細胞からなり、その一つ一つに熱を伝えにくい空気を含んでいるため、コンクリートなどに比べ高い断熱性をもっています。また、鉄やコンクリートと比べて熱伝導率が低いのも木材の特徴。例えば、コンクリートの床はひんやりしますが、木材の床だと足の裏が極端に熱かったり冷たかったりすることはありません。木材は熱や冷たさをあまり伝えないので、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。

3.調湿効果が高い!

木材には、周囲の湿度を調節してくれる働きがあります。例えば、空気が湿っているときは空気中の水分を吸い、空気が乾燥しているときは水分を放出してくれます。この調湿作用で部屋の中の湿度を一定に保ってくれるので、快適に暮らせます。
木造校舎の方が鉄筋コンクリート造の校舎に比べ、風邪やインフルエンザにかかりにくい環境ということも知られています。木材の調湿機能により、カビが繁殖しやすい高湿度環境やウイルスの活動が活発になる低温度環境になりにくいのです。

4.他にもいろんな性能を備えている!

4.他にもいろんな性能を備えている!

木材には、他にもいろんなメリットがあります。人間に有害な紫外線を吸収したり、衝撃を吸収してケガをしにくくする、生活音の反響を防ぐといった効果や、さらには、木材のある環境は「落ち着く」「なごむ」「あたたかみを感じる」といった癒しの効果があるとも言われています。木材と心身の健康との関係については、今もさまざまな研究がなされており、成果が大いに期待されています。

5.地球にもやさしい!

5.地球にもやさしい!

木材は、適切な量だけ使い、伐ったら植えて育てることを繰り返し行うことで、いつまでも循環して使い続けることができるだけでなく、育つ過程で空気中のCO2を吸収し、地球温暖化の抑制にも貢献します。また、製品となっても再使用や再利用が可能、最終的に土に返すこともできます。

このように木造住宅を建てることで、暮らしに豊かさや快適性をもたらし、地球環境にも配慮した暮らしを実現することができます。これから住宅を建築しようとお考えの方、住宅の購入をお考えの方は、どんな建て方の建物にするか悩んだ際はぜひ木造住宅の良さを思い出してみてください。